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人間の皮を被った悪魔

広島原爆:投下機の元航法士「自分の仕事をしただけ」

 【オークリッジ(米テネシー州)國枝すみれ】広島に原爆を投下したB29型爆撃機「エノラ・ゲイ」の元航法士、セオドア・バン・カークさん(84)は19日までに、毎日新聞との単独会見に応じた。「原爆は戦争終結を早め、多くの命を救った」と持論を繰り返す一方、「核兵器廃絶が理想だ」と話した。
 ジョージア州ストーンマウンテン在住で引退生活を送るバン・カークさんは、オークリッジで開かれた原爆開発計画「マンハッタン・プロジェクト」60周年記念行事に招かれていた。戦後60年たち、エノラ・ゲイの乗組員12人のうち、現在まで生存しているメンバーは、バン・カークさんを含め3人に減っている。
――原爆投下の瞬間の気持ちは。
 ◆うまくいった、よかった、と思った。不発だったらと心配した。爆弾を投下し、爆発した。作戦は成功だ。マンハッタン・プロジェクト全体も成功だと思った。これで戦争が終結する、少なくとも終戦が早まると思った。5年間の従軍で、戦いに疲れきっていた。家に帰りたかった。我々はみなプロの兵士集団というより、むしろ軍服を着た民間人だった。
――60年たって、同じ気持ちですか。
 ◆全く同じだ。変わりない。
――原爆投下は必要なかったのでは。
 ◆原爆投下前の段階で、日本の生産能力の85%は破壊されていた。論理的な人間ならずっと前の段階で降伏していたはずだが、日本は最後まで戦うと主張し続け、多くの人々が連日死んでいた。日本本土への侵攻作戦が実施されていたらもっと犠牲は増えた。私は真実を知っている。原爆は戦争終結を早め、多くの命を救った。疑いの余地はない。
――核兵器についてどう思いますか。
 ◆核兵器は廃絶されるべきだと思う。誰もが核兵器を持っていない状態が最も理想だと思うが、もし他国が核を持っていたら、米国はそれより1つ多くの核を持っているべきなのだ。
――米国ではエノラ・ゲイの搭乗員を英雄視する向きもあります。
 ◆私の仕事は単に(太平洋西部の)テニアン島から広島に飛行機を飛ばし、爆弾を落とし、旋回して家に帰っただけ。自分を英雄だとは思わない。第二次大戦に参加した兵士は全員がそれぞれの役割を果たし、私も自分の仕事をしただけだ。
毎日新聞 2005年6月20日 15時00分)

 自分が手を下した事の重大さを認識できないのか、それとも、自分が悪魔の如き行いをした事実を認めたくないのか・・・どんなに言い訳しようが、自分の手で何万人もの命を一瞬にして奪っているのだが・・・
 在ったのは、有色人種「日本人」への偏見・差別だろう。原爆投下に正義など存在しない。それをただただ反省し、核兵器廃絶を主張することだけが罪を償う道ではないか?

 核兵器廃絶が理想と言いながらも、持つ事をやはり正当化している。反省など無いのだ。それでは、いつまで経っても核兵器は無くなりはしないな。
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